ホステス

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「あの子、ホステスとしてはどうかなぁ」とママが私に相談するのは、よくあることだ。私は、ホステスとしてはあまり成果の上がらないタイプだが、女の子を見抜く目がある、とママからよく褒められる。
「それを営業でも発揮できればいいんだけどねぇ」とカラカラとよくからかわれている。
私の良さは、メインの指名されたホステスのヘルプとしてついて、まるで置物のようにおとなしく楚々として存在するだけ、一歩引いてメインのホステスさんを後ろから支えたり、見えないところに気を配るところだ、と自覚している。見た目もそんなに派手じゃないけれど、ヘルプという存在でこそ、私の存在が光るのだ、とママは認めてくれている。
「あの子、沙耶ちゃん。入ったばかりだからまだ指名が少ないでしょ。ヘルプに入れるんたけど、どうも他のホステスたちから評判か悪いのよね。この間も、ユミさんがあの子を私のヘルプに入れないでださいって言ってきたわ」
確かにユミさんはこの店で実質ナンバーワンのホステスだ。気位も高いけど、面倒見のいい人。だけど、なんというのか縄張り意識が強い男性的な面が目立つ。逆に沙耶ちゃんは、悪く言えば猫みたいに要領のいい、わずかな隙間からスルリと潜り込んで魚をせしめるような、「泥棒猫」みたいな子だ。
この間も、ユミさんのお客さんなのにメインみたいな顔をして接客してた。多分、それがユミさんの気に障ったのだろう。
「うーん。ユミさんに問題があるんじゃないかと思いますよ」と私は言った。あの時私はそのテーブルには付いてなかったのだけど、隣で見ていたからよくわかる。
ユミさんは沙耶ちゃんに食われまいとして、逆にうわっ滑りになっていた。お客さんはユミさんと沙耶ちゃんの間で戸惑っていたから可愛そうだったし。
「ユミさん、私みたいなプロのヘルプの存在に慣れすぎて、普通のギャルあがりの新米ホステスの気持ちがわかってないんだと思います。みんな上に行こうと必死なのはユミさん自身が分かっているはずなのに」
それ以来、私はほとんど専属でユミさんのヘルプにつくことになった。これが私の目論見。ユミさんのヘルプが一番ラクだし、ユミさんはその後絶対食事をご馳走してくれる「いい兄貴」なのだ。そして秘密だが、私はユミさんをいつも指名するお得意さんとこっそり付き合っているのだ。

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